警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(11、12日単位・レベル)
メディアリテラシー
【治安うんちく】 本日は事件から離れてみた。国を守るのもひとつの治安だからだ。
6月26日札幌市内で安全保障関連法案に反対するデモが行われた。その詳細を伝えるサイトがある。
投稿されている写真は皆、セーラー服を着た女子高生。自撮り棒で撮影したものらしく、「戦争したくなくてふるえる」のプラカードを持ち、笑顔で行進している。
デモに高校生が参加して悪いとは言わない。しかし、あの60年安保、70年安保の時代とは大変わりしていることにただ驚くばかりだ。
あの当時の中心はなんと言っても全学連。白ヘルに赤ヘルに黒ヘル……自撮り棒ではなく手には鉄の棒…そして解散地点では火炎ビンが登場する。皆、命をかけていた。
今の高校生はSNSなどを通じて集まったもので、18歳になると選挙権が与えられることからの意思表示だという。
問題は安保関連法案。今年は戦後70年の節目。ほぼ全部のメディアが「戦争の悲惨さ」を伝えている。オーバーな政党は「徴兵制度の復活か」と大騒ぎしている。そんな中での法案とあれば、多くの国民が危機感を持つのは説明するまでもない。
大事なのは島国「ニッポン」を取り巻く情勢だ。中国軍が尖閣諸島の北の海上を飛行し、航空自衛隊の戦闘機によるスクランブルは過去最悪。その中国軍機には、対艦ミサイル搭載の戦闘攻撃機が含まれている。
その国が国防動員法を施行して臨戦態勢を整え、南沙諸島で埋め立てを進め滑走路を建設している。南シナ海ばかりか、東シナ海でも一触即発の危険性がある。さらにテポドンが日本を狙っている……
憲法の解釈論だけではなく日本が置かれている脅威の現状を説明できる者はいないのか?
デモはハイキングではない。セーラー服で自撮り棒を手に笑顔でデモる…とても危機感を持った運動とは思えない。18歳になれば選挙権が与えられるからこそ、メディアリテラシーが必要だ。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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