警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(5、6日単位・レベル)
厳しさが必要だ
【治安うんちく】 人生には厳しさが必要だ。それが「強い」人間を産む。その「厳しさ」=「強さ」と言えば今回の水泳世界選手権でシンクロナイズドスイミングチームが久しぶりに銅メダルを獲得したことだ。背景には、10年ぶりに復帰した井村雅代ヘッドコーチの厳しい練習が隠されている。
コーチは復帰の最初の大会で本番直前に笑顔で話す選手を見て怒鳴りあげたという。さらに練習では体力的にも精神的にも辛いメニューを与え、選手たちを叱り飛ばして極限に追い込む手法をとった。選手たちは涙を流して歯を食いしばった。
その練習光景をテレビで見てこう思った。
「今の小、中学校でこんな教育をしたら、『人権問題だ』とか『体罰だ』などとモンスターペアレントが大騒ぎするだろう」と…
その厳しさが今回の成績を産んだのである。それに引き替え、少年の教育はどうなっているんだ。井村コーチのような教育者はいないのか?
3日、北海道音更町のアパートで、火事があり、現場から胸や首などをメッタ刺しにされた31歳の女性が発見された。ところがこの犯人は19歳の少年。動機は「誰でもいいから家に入って殺した」と供述している。
先月12日夜、愛知県日進市で65歳の男性が刺殺された強盗殺人事件の犯人は17歳の高校3年生。「奪ったお金で新しいナイフを買いたかった」と供述。なんでこんな子供ができあがるのか…
警察庁によると今年上半期(1~6月)に殺人で検挙された少年は26人で前年同期より4人増えている。多くの刑法犯が減少するなかで、凶悪事件の殺人が増えているのはどうしたことか。
初発型非行も刑法犯全体の62.1%(平成26年)を占めている。「何をどうすればどうなる」という結果を考えないで行動に出る短絡的な若者が多くなっている。
昭和の時代には、体育の時間に「騎馬戦」や「棒倒し」「組体操」などがあった。闘争心を煽るだけでなく団体行動の中での個人個人の責任の大切さを叩き込まれた。
しかし、今は棒倒しなど団体戦で怪我をしようものなら、モンスターペアレントの攻撃にあう。実際にあった話だが「自分の子供が怪我をして休むんだから、怪我をさせた子供も休ませろ!」
そしてそれがたちまち報道され、これでは「当たらず障らず」の教育になってしまう。だから、人の道から外れても「見て見ぬふり」になり誰も責任を問われない。
社会的なルールも守れず、悪いことをした子供には相応の罰則を与えることだ。
正座をさせろ!両手に水を入れたバケツを持って1時間ぐらい立たせろ!ウサギ跳びで運動場を1周させろ!
こんな仕置きはおいらの子供時代は日常茶飯事だった。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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