警視庁体感治安レベル2
首都東京体感治安(3、4日単位・レベル)
だまされるほうも悪い?
【治安うんちく】 「振り込め詐欺」「オレオレ詐欺」「架空請求詐欺」「融資保証金詐欺」「還付金詐欺」「金融商品等取引名目の特殊詐欺」「異性との交際あっせん名目の詐欺」-人をだまして金を巻き上げる形態はこんなにもある。
警察庁はこれらを総称して「特殊詐欺」と呼称している。その中でも世間を騒がせているのが「振り込め詐欺」だ。
ところが、最近は「振り込め」と言わないで「受け取りに行く」から「送付型」「持参型」などに形態が変わってきた。
「振り込め」と言われないので、受け取り人(受け子)に渡したり、駅まで持参したりするお年寄りが結構、多いという。劇場形犯罪の所以だろう。
そこで千葉県警は、形態が多様化していることから、ネーミングを募集した結果、最優秀賞に「電話de詐欺」が決定したという。なるほど「受け取り型」も「持参型」も「送付型」も電話がかかってくることから始まる。
ネーミングと言えば、最初に試みたのが警視庁。平成25年5月に募集した結果、応募のあった1万4千点のなかから「母さん助けて詐欺」が最優秀作品に選ばれた。ところが、意外に人気がなく、報道でもあまり使われていない。マスコミの中には選考に漏れた「ニセ電話詐欺」を呼称しているところもある。
「詐欺事犯」は江戸の時代からあった犯罪。当時は被害額が10両以上になると死罪になるなど重大犯罪だった。今は、「10年以下の懲役」と死罪まではいかないが結構重い罪ではある。
その詐欺が、今、治安の根幹を揺るがすほど〝蔓延〟しており、妙薬が無く、治安機関が、知恵を絞り名称を変えるなど躍起になっている。
そんな中、山形市で詐欺被害防止には「冷やしシャンプー」が良いとしてキャンペーンを実施した。「冷やしシャンプー」は、頭皮に爽快感を与える特殊な成分を使った山形名物のシャンプーだという。
知恵比べですね。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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