警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(2、3日単位・レベル)
高齢化社会に何が必要か?
【治安うんちく】 なんとも痛ましい〝事件〟である。
30日午後、東京都荒川区のマンションで40代の男性がトイレのドアの前で死亡し、トイレの中では50代の女性が死亡していた。
男性は夫で女性はその妻。酒を飲んで帰宅した夫がトイレのドアをふさぐように眠り、そのまま死亡。その時、たまたまトイレには妻が入っており、亡くなった夫の体重が100㌔もあることから、妻の力ではドアを開けることができずに時間が経過。普段からエアコンを使っていなかったこともあり、妻は熱中症で死亡してしまったもので弁当宅配業者が発見した。
夫は病気治療のため薬を使用しており、それに酒を飲んでドア付近で眠り込んでしまったという不運があるものの、これから迎える高齢化社会では、あり得ない話しではない=TBS。
総務省の統計によると平成26年9月現在の総人口は1億2707万人。このうち70歳以上の高齢者は2383万人で、なんと65歳以上の高齢者になると3296万人だと言う。
0~14歳が1624万人、15~64歳が7787万人だから、高齢者の総人口に占める割合は昭和25年は4.9%だったのに対して平成26年は25.9%と4人に1人が高齢者になってしまった。
おまけに核家族の時代-お年寄り2人だけという家庭では今回のような出来はいつ起きても不思議ではない。振り込め詐欺を含めてお年寄りには実に住みにくい社会である。やはり隣人同士と声をかけあって、互いに見つめ合う地域社会の絆が必要な社会なのだが、失われた今が悲しい。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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