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2015年7月31日 (金)

神奈川県警 昨春交通死者の計上遅れ 全国ワーストの回避狙う?(31日)東京

Pk2015073102100037_size01神奈川県警で昨年春、交通事故死者を統計に載せるのを大幅に遅らせるケースが相次いでいたことが、本紙の調査で分かった。死者数全国ワーストを避けようとする動機が背景にあったとみられ、専門家は「県民の信頼を失う行為」と批判する。 (小沢慧一)
 交通死亡事故は捜査した署が県警本部に報告し、本部が警察庁の基準に従って死者を統計に載せるか判断する。病死や自殺、天災などの場合、統計に載せる必要はない。
 ほとんどの交通事故死者は発生当日に計上し、県警のホームページなどで公表する。しかし、昨年は計上が長期間保留される例が続出。月をまたぎ、計上までに二十日以上かかった例は一〇~一一年はゼロ、一二年は三人、一三年はゼロだったが、昨年は十五人に急増した。うち八人は四月、五月に集中している。
 昨年四月、厚木市で乗用車とトラックが衝突して乗用車の男性(42)が死亡した事故は、計上されたのが六十日後だった。事故当日に解剖した医師や厚木署は病死でないと判断。遺族によると、署は事故の二週間後にはトラックのドライブレコーダーの記録などから自殺の可能性は低いとしていた。
 この年、一~四月の神奈川県の累計交通事故死者数は六十四人で、愛知県の六十九人に次ぎワースト二位。ワーストが一カ月以上続く場合などに県知事が発令する交通死亡事故非常事態宣言を避けるため、県警は三月末から長く事故対策を続けていた。
 五月末の累計は愛知八十人、神奈川七十五人だったが、五月は五人を保留しており、仮にすぐ計上していれば、愛知県と並んでワーストになっていた。

警察庁の基準では「明らかな自殺」以外は原則、計上することになっている。県警交通部の元幹部は「少しでも疑義があれば計上保留にするよう指示したが、計上するなという指示は出していない。慎重に捜査するよう言ったのは、ワーストになりたくないから」と話した。
 県警交通部は計上の遅れについて「捜査を尽くさなくてはならないので、時間がかかった。昨年は複雑な事件が多く、たまたま増えた」とコメント。警察庁幹部は「正確性を期すのはいいが、計上保留を増やせということではない」としている。

◆千葉など計上漏れ問題に

 交通事故統計をめぐっては、愛知県警で2013年、自殺や病死が疑われるとの理由をつけ、計上すべき事故を統計に入れなかったことが、国家公安委員会への匿名の通報で発覚。1991~2011年の21年間で死者600人が計上されていなかったことが明らかになった。
 これを受け、警察庁は、統計に計上すべきケースと除外すべきケースの基準を明示し、全国の警察に過少計上を行わないよう通達した。
 しかし、昨年末にも千葉県警で死亡事故の計上漏れが明るみに出た。発生場所が私有地や農道だったため「道路外」として計上しなかった5人について、警察庁から「公道からも出入りできる場所」と指摘され、統計に追加。同県警は2011~13年にも過少計上の疑いがあるとして、再調査している。
 元北海道警釧路方面本部長の原田宏二さんは「警察はメンツを大事にする組織。私の在職中も交通事故死者数のワーストが続き、事故対策をきちんとやっているように見せるため、統計をごまかす警察官がいた。警察は正確な統計を公開する義務があり、1件でも遅らせれば、市民の信頼を失う」と批判している。http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015073102000122.html

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