警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(19、20日単位・レベル)
少年による殺人が増加
【治安うんちく】
今年上半期の少年の検挙人員は全体的に減少傾向にあり、過去5年間で最も低かった。しかし、凶悪犯の罪種別で殺人が増えていることが気がかりだ。
今月12日、愛知県日進市の路上で、65歳の男性が顔や首など10か所以上を刃物で刺されて殺害されたうえ、現金およそ6000円の入ったショルダーバッグが奪われた強盗殺人事件は、市内に住む高校3年生の17歳の少年の犯行だった。
警察庁によると今年上半期(1~6月)の少年の検挙人員は1万9409人で前年同期と比べて3601人の減少。過去5年間で最も低い数字となった。
中でも窃盗犯は2014人も減らし1万1793人。次いで減少したのは暴行などの粗暴犯で609人も減らし2508人。こんな中で強制わいせつが増加したことから風俗犯検挙者数が40人増の243人となった。
問題は凶悪犯-強盗、強姦などの検挙者数は275人で58人減ったものの、殺人事件の検挙者数は4人増えて26人だった。1週間に1人が殺人で検挙されていることになる。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【判定方式】
刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であり、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦しました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100〜80
レベル4 治安の悪化 ポイント 79〜60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59〜40
レベル2 治安悪化の兆し
ポイント39〜20
レベル1 平穏 ポイント 19以下
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