警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(24、25日単位・レベル)
クレセントはずし?
【治安うんちく】
ドライバーで窓ガラスを割って侵入して空き巣を働く侵入盗-ガラスを割ると言っても、ガラス窓のクレセントの位置3カ所を割って侵入することから「クレセントはずし」として知られるドロボウの手口だと思われる。
この犯行を繰り返していた33歳の中国籍の会社員が警視庁に逮捕された。警視庁は昨年10月以降、およそ60件300万円相当の余罪があるとみているという。
この手口は古くかある手口だが、中国人の犯行と言えば「ピッキング盗」がある。平成11年から13年にかけて日本中で発生した。
このころ日本警察は神奈川県警の覚醒剤使用事件や埼玉県警のストーカー事件、新潟県警と関東管区警察局幹部の〝雪見酒〟事犯など不祥事が相次いだ時期だ。
12年には侵入盗の認知件数が29万6486件で13年には30万3698件と最悪を記録。警察は事件発生処理に追われて検挙活動ができない状態だった。
以来、犯罪抑止策もあってドロボウは減少を続け、平成26年の侵入盗の認知件数は9万3566件と激減した。
そして今年上半期(1~6月)の認知件数は2万2735件で、昨年同期より2748件も減らした。しかし、検挙率は1.3ポイント減らし53.6%だった。
認知件数は東京の3196件を頭に福岡の2318件、埼玉の1637件、神奈川の1456件、茨城の1406件と続く。
検挙率は山形の126.7%をトップに100%台が3県。認知件数断トツの東京の検挙率は92.6%と全国でも高かった。
検挙率の低いのは大阪の24.2%、鹿児島の26.4%、愛知の27.6%、新潟の30.0%、宮城の31.2%の順。侵入盗は治安に与える影響が大きいので頑張ってほしい。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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