警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(20、21日)
痴漢と強制わいせつの違いは?
【治安うんちく】
埼玉県警が電車内で痴漢の被害を受けた女性がその場で相手に警告する「さわらないで!」と書かれた「チカン抑止シール」を作成し話題を呼んだが、今度は、特殊インクを使った「痴漢対策ツール」の開発に取り組んでいるという。
被害女性に捜査員が同行捜査する際の使用を想定しているもので、車内で被害に遭った女性が痴漢の手にインクを付着させる。インクを付けられても気付かないようになっており、後から特殊な光を当てるとインクが浮かび上がるというものらしい。
ところで、この「痴漢」と刑法犯の中でも凶悪犯に分類される「強制わいせつ」はどこが違うのかだ。「電車の中だと痴漢」になり、それ以外だと「強制わいせつ」だと思っている人が多いが違います。
「痴漢」は迷惑防止条例違反ですが、「強制わいせつ」は刑法犯です。迷惑防止条例違反(東京)は6月以下の懲役または50万円以下の罰金。刑法犯の罰則は、6月以上10年以下の懲役です。
強制わいせつ罪は「暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした」場合ですが、迷防違反は「人に羞恥または不安を覚えさせる行為」を言い、「公共の場所又は電車の車内で衣服その他の身に付ける物の上から又は直接に人の身体に触れ」た場合に罪になります。
簡単に言えば、服の上から触った場合は条例違反、下着の中に手を入れれば強制わいせつと言えるようです。但し、逃げる女性を追いかけ、スカートをまくって下着の上から触った行為に強制わいせつ罪が適用された判例もあるのでご注意を…
いずれにせよ「助平人間」のすることです。痴漢の統計が無いので強制わいせつで、「日本の助平度」を調べて見ました。
警察庁によると今年上半期(1~6月)の強制わいせつの認知件数は3217件で前年同期より220件減っているようです。逆に検挙率は同3.5ポイントアップして58.9%だった。
ランクは大阪の539件、東京の384件、神奈川の239件、福岡の210件、兵庫の198件の順。全体的に減少しているが増加した県もいくつかあります。代表的なのは+37件の兵庫。+33件の北海道。+21件の宮城県。+16件の千葉県。+15件の福島県などです。
検挙率は140%の高知県を筆頭に112.5%の沖縄県。111.1%の秋田県。95.8%の神奈川県。94.1%の岩手県の順です。
警察官の中には、満員電車の中では、できるかぎり両手でつり革をつかむ-などで注意しているようです。誤解されるのも恥ずかしいですものね。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【判定方式】
刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であり、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦しました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100〜80
レベル4 治安の悪化 ポイント 79〜60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59〜40
レベル2 治安悪化の兆し
ポイント39〜20
レベル1 平穏 ポイント 19以下
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