警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(10、11日単位・レベル)
架空請求詐欺が増加?
【治安うんちく】
オレオレ詐欺とか架空請求、還付金詐欺、融資保証金名目詐欺、金融商品等取引名目詐欺など「詐欺」はこんなにも多種多様化してしまったのかと驚くばかりだ。毎月の被害状況を見るたびに悲しくなってしまう。
6月に社債購入名目で現金をだまし取ったなどとして詐欺グループの男女40人が警視庁に逮捕された。
なんと、27歳の男は金融取引だけでなく、オレオレ詐欺やアダルトサイトの利用料金名目の架空請求詐欺まで手を広げ、全国1000人以上から19億円もだまし取っていたペテン師のグループリーダーだったという。
特殊詐欺の総被害額は減少しているが被害額を引き上げている要因としてオレオレ詐欺をはじめ架空請求詐欺、還付金詐欺などがある。
平成16~21年ごろ猛威を振るっていたのが架空請求詐欺。「アダルトサイトの利用料金を払え」というのだ。当時、画面に「有料」と表示しているサイトが少なく、無料と思って見てしまったり、利用規約を読まないため最後に「有料」と記してあるのに気づかなかった人が多かった。
間違ってワンクリックした人や有料と知らないで利用した人に、「貴方は過去にアダルトサイトを利用して料金を支払わない。貴方を突き止めるのに費用がかかった。延滞料金と調査料金を含めて20万円払え」などと言うメールが送られる。中には「支払わない場合は法的手段をとる」と書かれているため支払う人が多かった。
警察庁によると今年5月までのアダルトサイト等架空請求詐欺は1624件、被害総額は66億4459万円にもなり、前年同期を167件、額にして8億6611万円も上回ったという。
電子消費者契約法では、最初の画面に「有料」とするか、その場合の金額を明示しなければならない。それがなければ、間違ってクリックしても支払う必要はない。
メールで請求が来た場合に「退会手続き」のメルアドや電話番号が書かれていますが絶対に連絡しないで下さい。無視することです。怖いと思うなら、警察に相談して警告してもらうことです。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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