警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(8,9日単位・レベル)
真剣実に欠ける教師
【治安うんちく】
またいじめによる自殺者が出てしまった-
5日午後、岩手県矢巾町の中学2年の男子生徒(13)が、駅のホームから列車に飛び込み自殺した。中学校には生徒と担任がやりとりする「生活記録ノート」がある。その中で生徒は必死に訴えていた。
「…生きるのに疲れた…」の記述に担任は「元気を出して…」。「…死ぬ場所は決まっている…」と自殺予告ともとれる記述には「明日からの研修を楽しみにしましょう」と、的はずれな回答。生徒の深刻な悩みを理解できる力のない教師なんているのかと思うと腹がたってくる。対応については「校長に報告がなかった」などは言語道断。
今、学校で何が起きているのか…警察庁によると、いじめ全体は減少傾向にあり、平成26年のいじめに起因する事件は265件で、前年同期に比べて135件減少した。
これらの事件の補導、検挙者数は456人で同268人の減少。但し小、中、高の中で最も多いのは中学生で、301人を占めた。過去には自殺者も多い。
いじめが起因する事件を罪種別にみると最も多いのは傷害で92件、暴行が82件などだが、いじめの仕返しとして殺人事件も起きている。
「いじめ」は、いつも、起きてから問題視される。平成26年に青森・八戸北高2年の女子が、いじめの中身を記したノートを残して自殺した。ところが、県の審議会はいじめはあったものの、自殺との因果関係はないという結論を出した。こんな馬鹿な事をしているから教育界の堕落が指摘される。
今回も死の道を選んだ生徒の霊に報いるためにもしっかりした調査結果を出して、このように悲劇は2度と繰り返さないような指針を出してほしい。
TBSが電子版で「生活記録ノート」の詳細を報じている。http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2535676.html
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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