警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(7、8日単位・レベル)
外国人の刑法犯検挙人員増加
【治安うんちく】
来日外国人による犯罪が減少傾向にあり、昨年の検挙件数は10年前と比べると3分の1に激減した。今年に入り検挙件数はやはり減少傾向が続いているものの重要犯罪を含めた刑法犯の検挙人員は逆に増加していることが警察庁のまとめで分かった。
6月にはベトナムに不正送金する地下銀行を営んでいたベトナム人3人が逮捕されたり、新宿の飲食店で客に殴る蹴るの暴行を加え、重傷を負わせたとしてやはりベトナム人6人が警視庁にそれぞれ逮捕されたほか、新潟県ではパトカーに追跡された窃盗犯のアメリか国籍の男が、斧を振りまわして抵抗し逃走を図ったため警察官が拳銃を発砲して逮捕するなど、もはや逮捕時に拳銃使用事犯まで発生している。
警察庁によると今年5月まで来日外国人による刑法犯の検挙件数は3448件で前年同期に比べて203件減少したが検挙人員は2294人で258人増加した。
最も多かったのは東京の862人で以下、静岡の352人、神奈川の274人、愛知の236人、埼玉の207人の順。
一方、覚醒剤取締法犯など特別法犯の検挙人員は1366人で、こちらは371人減少している。東京の480人を頭に神奈川180人、愛知150人、大阪101人、埼玉75人などだ。
都道府県格付研究所によると平成22年の外国人数は1位が東京の31万8829人。次ぎが大阪の16万4704人、愛知の16万0228人、神奈川の12万5686人、埼玉の8万8732人の順だ。この数字で見るかぎり事件数の順位は、ほぼ人口に比例しているようだが、刑法犯の静岡の検挙件数は異常だ。
このところ活発な動きを見せる過激派組織「イスラム国」は日本も標的にしていることもあり、検挙だけでなく、国内での物的・人的な動向の把握など各省庁挙げて万全をきしてほしい。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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