警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(3、4日単位・レベル)
「憧れの職業」を目指せ!
【治安うんちく】 今年5月、滋賀県内のスポーツ施設で知り合った女性に一方的にメールを何度も執拗に送りつけた男が逮捕された。
職場の上司の机の引き出しから15万円を盗み、窃盗容疑で逮捕された男は、さらにネットオークションに出品した商品を落札者に送らず、代金約3万円をだまし取った。
ひき逃げで書類送検されたり、エスカレーターに乗っていた女性のスカートの中を携帯電話で撮影して送検されるなど大なり小なりの犯罪が多発している。
これらの犯人はなんと現職警察官の仕業なのだ。メールの男は京都府警の暴力団対策室長の50代の警視。15万円を盗んだのは捜査2課の巡査部長(36)。ひき逃げは広島県警の20代、盗撮は同県警の40代の警察官だ。
警察庁によると警察官採用試験への応募者が激減しているという。応募者が最多だった平成15年の約半数になったのだ。定員は法で定められており、採用人数に変化はないが、応募者が少ないということは優秀な人材確保に影響を与える。
加えて警察官の質の低下。最高の応募者があった平成15年ごろには、一連の不祥事から立ち直り「信頼される警察」にしようと様々な施策をしたものだった。
しかし、今は人気が無くて優秀な人材の確保が困難-とすれば、もう一度、「憧れの職業」と言われる施策を講じるのが喫緊の課題だ。その原点となるのは「正義感溢れる警察官」。若者から「恰好良い」と言われる警察官の育成しかない。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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