【衝撃事件の核心】〝政冷捜熱〟異例の日中捜査協力 背景に特殊詐欺150億円被害 抑止策にカタログギフトの特典も(24日)産経
事件捜査で中国と日本がタッグを組むという異例の出来事があった。大阪府警が6月、中国からオレオレ詐欺の電話をかけていた「かけ子」の男を逮捕した事件。きっかけは中国の捜査当局からもたらされた情報だった。オレオレ詐欺などの特殊詐欺事件の被害は深刻で、今年は1~4月ですでに被害額が150億円を突破した。日中捜査協力は、そうした背景のもとに実現したといえる。特殊詐欺をめぐっては、〝攻める〟側の捜査だけではなく、〝守る〟側の抑止対策も手段を選ばなくなっている。被害を防いでくれた人には3千円相当のプレゼント-。福岡ではこんな大胆な対策も登場したという。
福建省から「警察です」
「中国で特殊詐欺のかけ子をしていた男がおり、すでに日本に帰国している」
中国の捜査当局から大阪府警にもたらされた情報の中に、こんな趣旨のものが含まれていた。
男は、中国に拠点を置く詐欺グループの一員とされ、中国・福建省のマンションから数人の日本人とともに警察や銀行協会をかたって日本に電話をかけ、現金やキャッシュカードをだまし取っていたという。
このグループによる被害は近畿地方など11府県で約1億4千万円に上るといい、だまし取られた現金は、一部が地下銀行を通じて中国に送金されたとみられている。
府警は6月15日、男を詐欺と窃盗容疑で逮捕。捜査幹部は「日中の捜査協力で容疑者の逮捕にまで至るのはとても珍しいケース」と自画自賛するが、ターニングポイントとなったのは今年1月の出来事だった。
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