警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(30、1日単位・レベル)
「防げない」では済まされない
【治安うんちく】
安全・安心な高速鉄道として世界に冠たる新幹線-しかも日本新幹線の原点とも言える東海道新幹線車内で走行中に焼身自殺が発生した。
30日昼前、東京発新大阪行きの「のぞみ」車内で、男が全身に油をかぶって火をつけたのだ。男と乗客の女性が死亡し、煙を吸い込むなどで2人が重傷、24人が軽いけがをするという痛ましい事件となってしまった。
病院に搬送された31歳の女性の目撃によると「1号車の3列目くらいの座席にいた男が白いポリタンクを持って、入っていた液体を周辺にまき、そのあと自分もかぶって火をつけた。それを見て、乗客が逃げた」(NHK)という。
この事件の一報を聞いて、一瞬「テロ事件か」と肝を冷やした。それというのも平成16年3月にはスペイン・マドリードのあの列車爆破事件を思い出したからだ。
この事件以後に発生したロンドン同時爆発テロ事件もあり、国土交通省は平成17年7月8日に鉄道関係機関にテロ対策の強化の通達を出している。
それは主要ターミナルで緊急点検を実施するとともに監視カメラの増設。駅員及び警備員による駅構内、車内等の巡回の強化など自主警備の徹底だ。なのに、なんで油の入った容器を列車内に持ち込めたのか?
職場ナレ(平和ボケ)がすすむなかでの“気の緩み”なのか?それとも「上手の手から水が漏れる」ということわざを地でいったのか?
警察もそうだが「警備事象」には、60点とか80点とか途中の点数は無い。全て100点か0点なのである。
今回の事件、結果論から言えば0点なのだ。800人以上という多くの人の命を預かるという重責を全うするためには、たとえ「上手の手から」でも漏れてはならない。
しっかりと肝に銘じて輸送の安全安心を確保してほしい。アマチュアに負ける様ではプロのテロリストには勝てない。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【判定方式】
刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であり、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦しました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100〜80
レベル4 治安の悪化 ポイント 79〜60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59〜40
レベル2 治安悪化の兆し
ポイント39〜20
レベル1 平穏 ポイント 19以下
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