警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(25、26日単位・レベル)
最悪の山岳遭難(昨年)
【治安うんちく】 今年1月に北アルプスの長野県と富山県にまたがる五竜岳にヤマスキーに入ったまま行方不明になっていた66歳と59歳の男性2人が5カ月後の今月17日、遺体で発見された。2人は、14日に長野県白馬村の北アルプス五竜岳遠見尾根の北側斜面で、雪渓に埋まり遺体で見つかった早稲田大山岳部OB(58)の仲間だった。
警察庁によると昨年の山岳遭難は2293件発生、遭難者数は2794人で、前年に比べて件数で121件、人員で81人増えている。発生件数、遭難者数は昭和36年の統計以降で最悪の数字となった。しかもこの10年間は増加傾向にあるという。
遭難が最も多かったのは長野県で272件。富山県の133件、北海道の120件と続いた。
年齢別では40歳以上が2136人で全遭難者の76.4%を占め、このうち60歳以上が1401人で50.1%と、ここでも高齢者がめだった。
遭難の態様別では道迷いが最も多く41.6%。以下、滑落が17.9%、転倒が14.4%と続く。
警察庁では、体調・体力や登山の経験等に見合った山を選択し、日程に余裕をもって行動するよう呼びかけている。特に、近年は異常気象のため気象条件の把握のできるリーダーなどと同行することも大事になってくる。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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