警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(3、4日単位・レベル)
水際捜査の強化を
【治安うんちく】
東京都内の台湾料理店が、中国からラー油と見せかけ、実は覚醒剤を密輸していたとして中国人の男が警視庁に逮捕された。
液体を粉末状の覚醒剤にすれば重さ約10㌔で末端価格は約7億円以上にのぼるという。
覚醒剤と言えば、先月末、北海道の高速バス「特急ニュースター号」の運転手が使用していたことが分かり北海道警に逮捕されている。怖い話しですよね。
この覚醒剤取締法は特別法犯に該当。刑法犯が減少傾向にあるのに対して今年に入って特別法犯は増加傾向にあるという。
警察庁によると、今年4月までの特別法犯の主要法令別送致件数は2万0367件で前年同期より632件増加した。
最も多いのが覚醒剤取締法違反で4074件。前年同期より342件上回った。また668件ある大麻取締法違反の送致は同159件も増加するなど薬物事犯が増加傾向にある。
特別法犯と言えば、このほかに銃刀法や廃棄物処理法などがあるが、送致件数で薬物に次いで多かったのは軽犯罪法の2632件、銃刀法1521件、廃棄物処理法が1494件と続いた。
送致人員では軽犯罪法が最多で2819人。続いて覚醒剤2799人、廃棄物処理法1740人、銃刀法1298人の順。
前年同期に比べて最も増えたのは覚醒剤取締法の210人。次いで銃刀法が100人、軽犯罪法が63人で、廃棄物処理法は121人も少なくなっている。
やはり覚醒剤や大麻など薬物関係の犯罪が目立っており、水際作戦も含めて取り締まりの強化が必要だ。
【事件】3日朝、東京都港区高輪の路上で、近くの63歳の男性会社員が男に金属バットのようなもので殴られ重傷を負った。男とは面識がなく逃走している。
3日昼ごろ、東京・町田市の町田工業高校に「爆弾を仕掛けた」と女の声で電話があり、生徒ら560人が避難する騒ぎとなった。埼玉県朝霞市でも、市役所の爆破予告メールが届くなどこのところ多いのが気になる。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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