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2015年5月 2日 (土)

認知症:保護せず男性死亡を教訓 東京消防庁が全署に通知(2日)毎日

昨年8月に横浜市で行方不明になった認知症の男性(当時83歳)が東京都中野区で倒れて救護されず死亡したことを受け、男性を救急搬送しなかった東京消防庁が、この事案を教訓とする内容の通知を管内全署に出したことが分かった。消防はこれまで一切取材に応じていなかったが、毎日新聞が報じたことで対応を一部変更した。しかし、当時の状況の詳細については「個人情報に当たる」として、遺族の了解を得ての取材にも関わらず今も説明を拒んでおり、専門家も批判している。【銭場裕司、山田泰蔵】

東京消防庁の通知は4月10日付。「救急活動における留意事項」との表題で定期的に出す文書に「高齢者は聴力や認知能力の低下などにより救急隊とのコミュニケーションに齟齬(そご)を来し、正確な判断ができない場合があることを念頭に観察を行ってください」との項目を入れた。今回の事案を受けたものだが、具体的な内容には踏み込んでいない。
 男性は昨年8月19日夕、横浜市のデイサービス施設から行方不明になり、21日午前に中野駅付近の路上で倒れていたところを発見された。中野消防署の救急隊と駅前交番の警察官が駆け付けたが救急搬送や保護をせず、近くの公園で2日後に死亡した。警察は当時の状況を詳細に説明する一方、消防は一切取材に応じていなかった。
 この事案を毎日新聞が4月8日に報じたことを受け、東京消防庁は「公知(周知)のものになった」として対応を一部変更。体温37.6度、意識レベル1(だいたい意識清明だがいまひとつはっきりしない状態)と判定した男性について、搬送の必要性はあったが本人が拒否したため同意書を取って搬送しなかったことを認めた。同庁は「基準通り適正に救急活動を行った。お亡くなりになられた方とご遺族には謹んでお悔やみ申し上げる」とのコメントを出した。
 だが、119番通報の時間や内容、名前や住所などの問いにどう答えたか−−といった詳細な状況や不搬送同意書の内容については「ご遺族には説明したが、ご遺族の心情に配慮して第三者には話せない」としている。
 当時の詳細な状況などは、救急隊の対応を振り返り、検証に役立てるのに欠かせない基礎的な情報だ。男性の長女(51)は「私たちが取材に同意しているにもかかわらず『遺族の心情に配慮して』という意味が分からない。今後の教訓として役立ててもらうためにも消防は取材に応えてほしい」と話している。

Logo_mainichi_s1_2http://mainichi.jp/select/news/20150502k0000m040169000c.html

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