警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(22、23日単位・レベル)
窃盗犯の減少傾向は続く
【治安うんちく】
福岡と山口県警は21日、ネット通販で不正に入手したカード情報を使って商品を注文し、受取場所にマンションの「空き部屋」を悪用していた2人の中国人の男を窃盗容疑で逮捕した。
こうしたアジトの摘発は振り込め詐欺(ニセ電話詐欺)捜査でも求められており、警視庁と東京都はこのほど、不動産業団体と協定を締結し、犯罪の拠点に使われていることが明らかになった場合は、賃貸契約を解除できる条項を契約書に盛り込むよう、業者に求めることになった。
こうした対策は、一律にしないと効果が薄いので他県警も検討してほしい。
刑法犯認知件数が激減したのはご案内の通りだが、その要因は窃盗犯の減少だ。
警察庁がまとめた今年4月までの窃盗犯認知件数は25万1387件で前年同期に比べて2万5040件も減らした。検挙率は26.9%で同2.0ポイントアップしている。
認知件数で最も多かったのは東京で3万3300件。以下、大阪の3万2851件、愛知の1万7614件、埼玉の1万7006件、千葉の1万4806件と続いた。
このところ検挙率は全体的に低下傾向にあるが、最も高かったのは島根県の67.8%。以下、山形の64.7%、秋田の63.4%、徳島の49.2%、岩手の48.2%など。
逆に低かったのは大阪の11.7%、京都の17.0%、埼玉の17.3%、兵庫の21.5%、茨城の22.0%の順だった。
【事件】23日麻、東京・品川区のマンションで中国籍の男が交際相手の女性や両親を刃物で刺し、女性の父親が殺害される事件があった。男は埼玉県に住む中国人留学生で25歳。警視庁は男を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕したが、駆けつけた女性警察官も手に軽いけがをした。
また22日夜には、葛飾区のスーパーで、23歳の男性を包丁で切り付けて重傷を負わせたとして、50歳の男が逮捕された。動機は「うすら笑いをされた」という単純な事だった。
いずれも逮捕されているがジワリと不安を感じる。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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