警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(13、14日単位・レベル)
なぜか?放火が増加傾向
【治安うんちく】 時代が時代なら、火付盗賊改方の長谷川平蔵が激怒したことだろう。なんと放火が昨年から増加傾向にある。
警視庁はこのほど昨年8月に東京・赤坂の防災倉庫に放火したとして31歳の無職の男を逮捕したばかりだが、今月8日には東京・世田谷区でごみ集積所が放火される事件が3件も相次いだ。
警察庁によると今年3月までの放火事件の認知件数は285件で前年同期より7件増加。昨年1年間では1093件で前年より7件増えるなど増加傾向にある。
今年になって最も多かったのは大阪の52件。次いで東京の25件、福岡18件、千葉16件、愛知15件と続いた。
宮崎県警はこのほど、10年前の平成17年5月に空き家に放火して全焼させたとして、空き家の所有者だった71歳の無職の男を逮捕するなど執念の捜査が実った例もある。
今年3月までの放火犯の全国平均検挙率は65.3%で前年同期より4.1ポイント減少している。各県別でみると京都府警の233.3%を筆頭に三重県警の200%など100%を超えた県警は12府県に及んだ。
これに対して検挙率が低かったのは鹿児島の25.0%、静岡の30.0%、栃木と福岡の33.3%、大阪の36.5%などだ。
この事件は愉快犯や病的な犯人が多く、捜査は難しいとされるが、江戸時代から盗賊と合わせて重罪。現在も捜査1課内に専門の刑事を配して捜査に当たっている警察も多い。現代の〝長谷川平蔵〟に期待したい。
都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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