警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(7、8日単位・レベル)
粗暴犯は増加傾向?
【治安うんちく】 天下の公道を歩いていて、理由もなく突然襲われるほど怖いものはない。4月に群馬県高崎市で女性が相次ぎ硫酸をかけられる事件があった。幸い30歳の男が傷害の疑いで逮捕されている。
また同18日には京都府宇治市の路上で、高校2年の男子生徒(16)が4人組の男に車で連れ去られ、約50分にわたって監禁された上、携帯電話を奪われる事件が発生。
15日には、茨城県取手市で、自転車で帰宅途中の男性が矢で足を撃たれる事件があった。
「夜道でも女性ひとりで歩ける」ほど世界に冠たるニッポンの治安。ところが最近はそれがぐらりと揺らいでいる。
警察庁によると今年3月までの粗暴犯(暴行、傷害、恐喝等)の認知件数は1万4176件。検挙件数は1万1408件で検挙率は80.5%だ。なかでも検挙件数は前年同期より195件増えて平成23年以降増加傾向にある。
住民に恐怖感を与える街頭における暴行事件は3257件もあり、ワーストは東京の680件。以下、神奈川の329件、兵庫の257件、大阪の256件、埼玉の218件と続く。
街頭で金品が強奪されるのでもなく理由もなく殴られたり、矢で打たれるなどの傷害事件の認知件数は2250件。ランキングは東京の346件、大阪の345件、神奈川の166件、埼玉の154件、兵庫の143件と続き、やはり歓楽街を抱える都会に多いようだ。
粗暴犯が続発すると、体感治安はボディブローのように悪化する。抑止策はやはり、きめ細かなパトロールしかないだろう。
都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
最近のコメント