警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(6、7日単位・レベル)
時代に合った被害者対策を
【治安うんちく】
古い話で恐縮だが昭和60年12月、私が警視庁を担当していた時だった。12月30日の夜、東京は蒲田のコンビニで万引した男を追って捕まえようとしたアルバイトの大学生が逆に刺されて殺害される事件があった。
私は出動した警察犬を追った。そした明け方には犯人を突き止めた。特ダネにはるはずだったが、夕刊がないので各社同時掲載となってしまった。
先月25日、新潟市中央区のゴルフ用品店で、男がゴルフクラブ2本(販売価格計13万6800円)を万引きしたのを目撃。捕まえようとした20歳代の男性従業員が、盗んだクラブで殴られる強盗事件があった。
「万引は犯罪です」なんていう啓発用の文言があった。警察庁によると平成26年の万引事件の認知件数は12万1143件。前年同期より5243件減っているが、万引き被害に遭い経営が成り立たずに利益の圧迫で倒産する「万引倒産」もある。零細企業にとっては死活問題だ。
こうした犯罪から財産を守るため業界は防犯カメラで「常習者の顔」データを商店などで共有して、店を訪れると信号で知らせるというシステムを全国万引犯罪防止機構が検討しているという。
これに対して、一部の進歩的な学者は「万引の防止という目的を達するための手段としてはあまりにプライバシーリスクが大きい(読売新聞)」として反対する意見もある。
防犯カメラの普及途中でも、やはり反対意見が強かった。犯罪の多い商店街に設置しようとすると「監視される」として反対したのだ。通行人をいちいち監視している「暇人」なんていない。言論が自由な国だから言いたいことは言えば良い。しかし、言葉によっては極めて深刻な影響を受ける人もいることは忘れては困る。
【事件】東京・葛飾区の路上で、タクシー運転手が頭から血を流しているのが見つかり、搬送先の病院で死亡した。警視庁は、事件に巻き込まれた可能性もあるとみて捜査している。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【判定方式】
刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であり、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦しました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100~80
レベル4 治安の悪化 ポイント 79~60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59~40
レベル2 治安悪化の兆し
ポイント39~20
レベル1 平穏 ポイント 19以下
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