警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(22、23日単位・レベル)
早急なルールづくりを!
【治安うんちく】 懸念していたことが起こってしまった。22日午前、東京都千代田区永田町の首相官邸屋上に、小型無人飛行機「ドローン」が落ちているのを職員が発見した。
警視庁が調べた結果、小型カメラやプラスチックの様な容器が付いており、放射線を測定するとセシウムの134と137が検出された。
米国などでは軍事的な用途に利用されているが、今年1月には米国のホワイトハウスで事件が起きている。日本でもインターネットで1万円程度から3万円台で購入でき、自衛隊のほか、長野県警もテロ対策と警備目的で導入、民間にも広がりを見せている。
官邸で見つかったのは直径が約50㌢でプロペラが4つあるほか、プラスチックの容器やカメラが付いていた。一部報道によると「ファントム」の機種みられ、周辺では今年に目撃情報もあったという。
ようするに物体はヘリコプターで、地上から都庁の高さに等しいの250㍍程度の高度で飛行が可能だという。
中には4つのモーターに4つのプロペラがあり、内蔵ジャイロと加速度センサーを用いて機体の傾きや横滑りを検出し、それを補正するようにモーターの回転数を細かく制御して水平を保ったまま飛行できるものもある。
現在のところ、購入して飛ばすのにも何の規制もない。ところがヘリコプターというのは操縦が極めて難しい。
写真撮影の際に空中で浮遊して留まるホバーリングなどは高度なテクニックを有する。さらに山岳地帯や高層ビルの谷間などでは風が問題だ。特に機体の上からの風に弱い。山岳での吹き下ろしなどではひとたまりもない。
人間が操縦するヘリが海に落ちたのを目撃したことがあるが、ほんのちょっとした風で落ちる時もある。
数万円でしかもネットで入手が可能とあれば懸念されるのがテロだ。官邸もそうだが自衛隊基地や原発での警察官の警備では、飛行物体を発見した場合はどうして撃ち落とすのか?それに必要な武器の配置問題もある。
なにか事がおきる度に上空を飛び回られては危険極まりない。高度制限のある空港周辺などの飛行は最悪の事態が想像できる。
購入時の身元確認も当然だが飛ばす際の訓練、場所的な規制、撮影などで複数が飛行する際には右回りなのか左回りなのかなど統一する必要があり、問題は山積している。政府は早急に検討を…
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【判定方式】
刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であり、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦しました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100~80
レベル4 治安の悪化 ポイント 79~60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59~40
レベル2 治安悪化の兆し
ポイント39~20
レベル1 平穏 ポイント 19以下
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