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2015年4月12日 (日)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(12、13日単位レベル)
治安対策は進歩する
【治安うんちく】

2009_1228_222559212_3F1010714先日、児童虐待が多いと書いたが、このところ家族間の事件が目立つ。
 先月末には福井県に住む70歳代の女が、なんと孫が産んだひ孫を殺してしまった。徳島県警は今月4日、64歳の妻を殺し2人の息子も殺そうと自宅に放火した67歳の夫を逮捕した。人の命の尊さが、これほど薄くなったのかと思うと腸が煮えくりかえる。
 警察庁によると今年3月までの殺人事件は228件で検挙率は95.2%。
 最も多かったのは東京の27件。次いで大阪の23件、神奈川の16件、福岡の13件、千葉と兵庫がそれぞれ11件と続いた。
 どうしても人口の多い東京や大阪などの大都市で数字が多くなるが、人口1000人当たりの殺人事件の認知件数という数字がある。
 都道府県格付研究所の平成26年の数字になるが次のようになっている。
 ワースト1が高知の15.70件。続いて山梨の15.06件、大阪の14.44件、香川の13.05件、広島の12.58件の順。ちなみに実数がトップの東京は8.89件で全国17位だった。
 警察庁の数字を見ると体感的に昭和の時代と比べて変化はみられないが、事件の内容が非人間的と言うか、常識では考えられない動機が多く、加害者と被害者の関係にも変化が出てきた。
 私が警視庁を担当していた昭和60年代は殺人事件が起きると「特別捜査本部」が設置され、捜査員は7、80人から150、160人単位で犯人を追うような事件が年間15、6件もあった。しかし近年は1、2件程度だという。
 強盗や殺人などの「強行犯捜査」も必要だが、事件の形態が違う。香川県警はストーカーや家庭内暴力などの被害者保護を強めるため「人身安全対策課」を設置したり、警視庁は既に設置してある人の生命や身体にかかわる事件を扱う「人身安全総合対策本部」の体制を強化するなどの新たな改革を進めている。
 愛情も人情もしがらみも関係なく起きる事件から、どうすれば弱者を救えるか?人間社会の変化に合わせた警察の模索は今後も続くだろう。
 首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。

【判定方式】

Nisshou4_5 刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であり、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦しました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100~80
レベル4 治安の悪化  ポイント 79~60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59~40
レベル2 治安悪化の兆し ポイント39~20
レベル1 平穏             ポイント 19以下

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