警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(16、17日単位・レベル)
クロスボウに規制の網をかけろ!
【治安うんちく】1337年から始まった英仏戦争で、イギリス軍が使用してフランス軍を破ったと言い伝えられている武器はクロスボウと言われる弓の一種だった。
そのクロスボウが15日未明、茨城県取手市で、犯罪に使われた。
自転車で帰宅途中の男性が右足を撃たれケガをしたもので、目撃情報などから別の傷害事件で同市内の36歳の男が警察に逮捕された。自宅を捜索したところ、クロスボウと事件に使用されたものと同じ赤色で長さなど特徴が似た矢が6本も見つかったという。
剣道やフェンシング、弓道などと同じようにクロスボウの世界大会もあるなど「スポーツの競技用品」。それを犯罪に使うのはクロスボウの問題ではなく、人間に問題があるという意見もある。
ちょっと待て!今、日本では、刃渡り8㌢以上のハサミやくだものナイフなどを所持して歩けば銃砲刀剣類所持等取締法で逮捕される。極端な話しになるが、刃渡り10㌢の折りたたみナイフやくだものナイフとクロスボウを比べてどちらが怖い?ヨーロッパでは戦争に使われたクロスボウが怖いのは当たり前だ。
それがなんの制限なく入手・所持できるとすれば問題だ。インターネットでは18歳以上なら誰でも買える。使い方によっては殺人も可能な凶器がだ。
人の命を奪っても報道のカメラに向かってガッツポーズをするような人間がいる社会。「使用する人間の問題だ」なんて呑気な事を言っている状況ではない。平和ボケも甚だしい。即刻、購入には本人確認など厳しい網をかけるべきである。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
写真は皇居外苑で16日撮影
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