警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(15,16日単位・レベル)
少年の凶悪犯が増加
【治安うんちく】 今年2月に川崎市の多摩川河川敷で13歳の中学1年男児が18歳の少年ら3人に殺害された事件があったが、昨年12月23日に横浜市の鶴見川河川敷で、17歳の専門学校生が殺害された事件の犯人は、同じ中学校を卒業した高校3年の少年3人=いずれも(17)=だったことが分かりこのほど逮捕された。
韓国での集団万引事件のように少年による万引が依然として高い水準で推移しているが、今年に入って少年による殺人と強制わいせつの重要犯罪が増加している。
重要犯罪とは治安のバロメーターとなる刑法犯のうち、被害法益、犯罪態様等の観点から類似性の強い罪種を言うもので殺人や強盗、放火、強姦、略取誘拐·人身売買などだ。
警察庁によると今年3月まで刑法犯で検挙された少年は1万0081人で前年に比べて1839人減少した。
しかし、殺人事件で逮捕されたのは16人で9人増え、同じ重要犯罪の強制わいせつは64人で、なんと24人も増加している。
その他、窃盗犯は6504人も検挙されているが869人減少。暴行や傷害などの粗暴犯の検挙人員は1213人で428人減少するなど、刑法犯全体が減少傾向にあるなかで少年による殺人などの重要犯の検挙人員の増加は将来の犯罪情勢に警鐘をならしていると言っても過言ではないようだ。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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