警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(4、5日単位レベル)
ひったくりが減少
【治安うんちく】
知人から借りたバイクでひったくりを繰り返していた28歳の男が警視庁に逮捕された。広域ひったくりの検挙もあってひったくりは減少傾向にある。
警視庁はこのほど東京・歌舞伎町の路上で38歳の女性から現金7万円が入ったバッグをひったくった容疑で28歳の男を逮捕した。この男が犯行に使用していたバイクは2人の知人から借りたものだった。
ひったくりと言えば、土地鑑があり、広い道で逃走しやすい場所が多いと見られていたが、この男は、新宿や渋谷の繁華街で犯行を繰り返していた。同地域では57件のひったくり事犯が発生しており、警視庁は防犯カメラの映像などからこの男の犯行と見ている。
設置数が多い繁華街の防犯カメラに墓穴を掘ったことになるが、今や防犯カメラは犯罪抑止だけでなく検挙効果は大きい。
警察庁によると今年2月までの全国のひったくりは749件で前年同期に比べて330件も減少した。発生が多いのは大阪や東京近郊の都県。今回もワースト1は大阪の192件。以下東京の112件、神奈川の66件、兵庫の60件、千葉の58件とつづく。
しかし、中には埼玉のように前年同期より96件も減らし、神奈川も92件も減らしている。検挙率も岩手の200%など宮城や神奈川など100%代で3県もある。やはり、こうした街頭犯罪を減らしてこそ、安全安心の信頼が得られるものだ。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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