警視庁管内体感治安
首都東京体感治安(7、8日単位・レベル)
泥棒の余罪
【治安うんちく】 高級洋服店のガラス窓を割って侵入、ブランド品と現金を盗んだ飲食店経営の男ら2人が愛知県警に逮捕された。
名古屋市と愛知県尾張地方では昨年6月ごろから、同様の手口の窃盗事件が約280件起きているという。立件すれば大手柄になるのだが、今の警察は余罪を出すのが困難だ。
ここに警察庁がまとめた数字がある。平成16年から25年までの窃盗犯の余罪割合だ。
それによると平成16年の窃盗犯検挙件数は43万4344件でこのうち余罪の検挙は25万2549件。余罪割合は58.1%を占めた。
ところが平成26年になると検挙件数が24万6736件で、余罪は11万3418件と半数近くに激減している。
その要因は容疑者の否認の増加。窃盗犯捜査以外の事件捜査の増加。送致の書類作りの複雑化などがある。さらに調べ室の可視化も追い打ちをかけている。
もうひとつの調査は「警察捜査に対する意識調査」だ。国民が被害に遭うことで不安を感じる犯罪は何かを3件まで挙げさせた。
その結果、空き巣など住宅へ侵入して物を盗む犯罪が45%と最も多かった。意外なのは殺人や強盗などの凶悪犯で39.2%。3位にパソコンやスマホに対してウイルスを送信するサイバー犯罪が29.3%と続いた。
治安のバロメーターとなるのが検挙率。刑法犯の認知件数の8割近くを占める窃盗犯の余罪が出せないことは検挙率を下げることになる。ところが泥棒というのは刑務所を出たり入ったりする常習犯が多く、国民の治安への不安は永久に続く。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【判定方式】
刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であり、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦しました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100~80
レベル4 治安の悪化 ポイント 79~60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59~40
レベル2 治安悪化の兆し
ポイント39~20
レベル1 平穏 ポイント 19以下
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