警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(15、16日単位・レベル)
取締に知恵を出せ!
【治安うんちく】
なんとあの指定暴力団工藤会と山口組の組員がソーラーパネルを盗み、数千万円を稼いでいたとして福岡県警に逮捕された。県警は組織的に関与していると見ているという。
警察による取締の厳しさもあって暴力団構成員が減少するなど弱体化傾向にあるが、生き残りをかけて恥も外聞もなく御法度の詐欺や泥棒、薬物に手を出すなど単なるチンピラ集団になってしまった。日本古来の「任侠道」はどこにいったのだろうか?
警察庁によると平成26年の暴力団構成員と準構成員数は5万3500人で前年より5100人の減。5年連続で減少し続けている。最も減ったのは山口組の2300人。住吉会は1000人減らした。
取りまり状況によると刑法犯の罪種別検挙人員をみると最も多いのは傷害で2696人。次いで詐欺が2337人、窃盗が2296人の順。一方、特別法犯の覚醒剤取締法違反は5966人で他の罪種に比べて断トツだ。
また暴力団による銃器発砲事件は前年より16件減の19件だったが、拳銃の押収丁数は104丁で30丁も増加している。取締が功を奏しているのだろう。
取締と言えば、各県の暴力団対策条例の制定もあってか、警察や都道府県センターに対する相談件数が激増している。平成26年の相談件数は5万3487件で前年より6389件も増え、過去10年間で最も多い数字となった。
取締が厳しくなれば、手を変え品を替えて生き残りをかけており、これからは知恵を絞った取締になるだろう。地下に潜るのだけは防がなければならない。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【判定方式】
刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であり、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦しました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100~80
レベル4 治安の悪化 ポイント 79~60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59~40
レベル2 治安悪化の兆し
ポイント39~20
レベル1 平穏 ポイント 19以下
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