警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(28、29日単位・レベル)
あ~崩壊する家族
【治安うんちく】
ここまで崩壊してしまったのかと疑うほど家族間の事件が多い。
今月に入って兵庫県宝塚市で67歳の父親と65歳の母親を殺害した42歳の長男が兵庫県警に。京都市左京区では夫を殺害した56歳の妻が京都府警に逮捕された。
大阪府八尾市では3歳の長男を蹴飛ばして重傷を負わせた27歳の父親。北海道白老町では36歳の息子が64歳の父親をナイフで刺して殺害。東京都葛飾区では17歳の男子高校生が41歳の母親に殺害された。
奈良県川上村で94歳の母親を首を絞めて殺そうとした70歳の息子が奈良県警に逮捕されるなど家族間の事件が相次いでいる。
警察庁の数字では親族間の刑法犯は全体的に減少しているものの、実父母や配偶者が被害を受けるケースが目立っている。
平成24年の刑法犯で実父母が被害者となった事件の検挙件数は1394件だが、10年前の平成14年は672件。配偶者が被害者になった件数は4982件で14年は1983件。実子が被害者となったのは791件に対して338件とそれぞれが多くなっている。
このうち殺人事件では24年の被害者のうち配偶者や実子は減少しているが、実父母は130件で14年より30件も増加。また暴行事件の被害者は実父母が平成14年に比べて24年は429件増えて483件。同じく配偶者に至っては平成14年の219件に対して24年は2121件と激増。実の子供が犠牲になった事件の検挙件数は243件で14年より20倍近い増加だった。
古く「子供はかすがい」と言われていた時代があった。夫婦間の仲が悪くても子供への愛情のおかげで縁を切らずに済む-という意味だ。それが今では親が子供を殺したり子は親を殺したりする世の中になってしまった。これほど家族関係は腐りきっている。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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