警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(27、28日単位・レベル)
ミスは許せない!
【治安うんちく】
「イスラム国」による日本へのテロの恐怖がつづいている。3月に入ってイスラム国を名乗り、ホームページを改ざんするサイバー攻撃が相次いでいるという。日本人人質を殺害したうえで「日本をテロの標的とする」と豪語しており、恐ろしいことが起こるのではないかと不安になってくる。
サイバー攻撃は3月8日から数日間で兵庫県西宮市の観光協会のホームページなど5都道県の8サイトに及ぶという=産経新聞
そしてこのほど、チュニジアの博物館襲撃事件で、治安当局の不手際が明らかにされた。市議会を狙ったテロ情報があり、警備を実施しているのにもかかわらず、襲撃事件の1時間前に、警備体制を打ち切っていたという。それだけではない。博物館や隣接する国会議事堂の警備任務の警察官が喫茶店にいたというから呆れてしまう。警備というものは小さくても「事」があれば0点だ。
フランスで17人が犠牲になったテロ事件でも不手際が明らかにされた。テロリストの疑いが強い容疑者3人を治安当局が把握していながら、1昨年から昨年にかけて「継続する必要はない」と監視対象から外したうえに通話傍受も打ち切られていた。危機管理がなっていない。
いずれの事件も緊張感に欠けていた訳だ。世界に冠たる日本の警察だが、過去にはアルカイダのテロリストが、新潟県が発行した外国人登録証を持っていたうえ、日本製の携帯電話を持っていたという笑えない事実もある。
国内ばかりでなく海外でのインテリジェンスも心配だ。安倍政権が掲げている「NSC(国家安全保障会議)」はどうなっている? 諜報機関の整備は最優先課題だ。
【逮捕】警視庁が総勢150人からなる振り込め詐欺グループのリーダー2人を逮捕した(ニュース参照)。天網恢々疎にして漏らさず。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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