警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(10、11日単位・レベル)
アイディアが勝負だ
【治安うんちく】
治安のバロメーターのひとつに検挙率がある。その検挙率を引き下げて住民に不安を与えているのが窃盗事件。
刑法犯認知件数の約8割を占めるが、この中でも最も多いのが自転車盗だ。
この自転車盗が都内で多い区のひとつに江戸川区がある。ワーストを争うことから区を挙げて自転車盗防止策をこうじたら平成26年の自転車盗は激減したという。
盗難被害に遭う自転車の約6割は無施錠。このため区では「鍵かけ」を呼びかけるのぼり旗400本をつくり自転車置き場に設置。子供たちによる「盗難自転車なくし隊」を結成して盗難防止を呼びかけたという=産経新聞
防犯は警察だけではできない。地域住民の協力が不可欠である。同区は警察、行政、住民挙げて街を守ったことになる。
警察庁によると今年に入って全国の自転車盗の認知件数は1万7499件で前年同期に比べて3358件の減少。都道府県別ではワースト1は東京の3857件。以下、大阪の2663件、埼玉の1480件、神奈川の1109件、千葉の983件と続く。相変わらず首都圏に集中している。
検挙率は秋田の116.0%を筆頭に青森66.7%、北海道29.0%、香川18.8%、徳島18.1%など。最低の検挙率は鳥取の2.3%など多くの都府県は1桁台が多い。防止にはアイディアが必要のようだ。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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