警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(9、10日単位・レベル)
事件の背景にあるものは…
【治安うんちく】
また大量殺人事件が起きてしまった。9日朝、兵庫県・淡路島の洲本市中川原町の民家2軒が襲われ、成人の男女計5人が殺害された。事件で40歳の男が逮捕された。
大量殺人事件と言えば古くは昭和21年の7人殺しの小平事件。46年の8人殺しの大久保事件などあるが、最近では平成13年6月に発生した大阪の池田小学校に37歳の男が侵入、小学生8人が犠牲になった。また平成20年6月には東京・外神田の路上で信号を無視して歩行者を次々にはねて7人が死亡する事件がある。
警察庁によると平成26年の全国の殺人事件認知件数は1054件で前年に比べて116件の増加。検挙人員は967人で61人の増。検挙率は95.8%だった。
発生事件と言っても人口が多ければ発生も多くなる。そこで平成23年の数字になるが殺人事件の認知件数を人口で割った100万人当たりの割合がある。
それによるとワースト1は高知県の15.70件。以下、山梨県の15.06件、大阪の14.44件、香川県の13.05件、広島の12.58件などと続く。ちなみに全国認知件数が2位の東京の割合は8.89%で17位だった。
兵庫の事件を聞くと平成25年7月に山口県周南市金峰で男女5人が殺害された事件を思い出す。大量殺人がおきる度に防ぐ手立てはないものかと考えてしまう。事件の背景をしっかり検証してほしい。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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