警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(6、7日単位・レベル)
水際作戦を強化せよ!
【治安うんちく】 全国の税関が平成26年に偽ブランド品やキャラクターグッズの模倣品などで輸入を差し止めたケースは3万件を超えたという。このうち中国からの輸入品が92・2%を占め、5年連続で9割を超えたというから驚きである。
偽物と言えば、近年、偽札の流通が増加している。警察庁によると平成26年中に発見した偽造1万円札は1581枚にのぼり、前年より994枚も増えており、過去3年で最悪の数字だ。
5千円札も108枚で同34枚、千円札は545枚で同242枚とそれぞれ増加している。見ることが少ない2千円札も1枚見つかっている。
偽札と言えば平成16年には1万円札が8828枚、千円札が1万6012枚も見つかるなど最悪の数字となったが現在は減少傾向にはあった。
警察庁では偽札の増加の要因として高性能のコンピュータ、スキャナ、プリンタ等の普及により精巧に偽造できるからではないかと見ている。
しかし、平成25年に中国・上海から偽1万円札約200枚を密輸入した愛知県の76歳の会社役員と新潟市の44歳の会社役員がこのほど大阪府警に逮捕されている。北朝鮮による偽ドル札事件を彷彿させた事件だが、国内での偽造に加えて国外からの流入もあるとすれば放置できない。訪日外国人も多くなっており、水際作戦の強化が必要だ。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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