警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(5、6日単位・レベル)
えっ!女性警察官の鑑識班
【治安うんちく】埼玉県警に女性警察官だけの鑑識班が登場するという。
性犯罪などの捜査で女性の被害者が受ける心理的な負担を減らすのが目的だが、同県警は平成9年にも「私よ、私…」と女性の音色で女性をおびき出し、猥褻な行為を働いたうえ、現金をだましとった53歳の男を逮捕した。この性犯罪の裏付け捜査では、同性の立場から精神的負担の軽減が必要-として女性捜査員を中心に捜査を展開したことがあった。
埼玉県警の女性鑑識班は4月から女性鑑識員が「機動鑑識班」に所属して2人1組の3交代制で事件現場に出動する。
警察庁は平成8年から犯罪被害者対策として全国に「性犯罪捜査指導官」を配置するようにしているが、24時間体勢の女性鑑識班の配置は全国で初めてという。
平成16年から始まった警察官の大量退職。当時、23万人の警察官がいたが10年間で10万人が退職するという事態に陥ったとき、警察庁が打ち出したのは女性警察官の積極採用だった。この結果、平成24年4月1日現在、全国の都道府県警には1万7700人が勤務している。しかし、全警察官に占める割合は6.8%と低い。
警視庁などでも女性警察官の幹部への積極登用を行っており、女性の捜査1課長や刑事部長など幹部の誕生は意外に早くなるかも…
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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