警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(2、3日単位・レベル)
春の火災予防運動なのに…
【治安うんちく】 春の火災予防運動(3月1日~7日)の最中、各地で火事が相次いでいる。
2日午前8時半頃、東京都千代田区西神田の25階建て共同住宅から出火、20階の部屋から燃える火事。同日朝早く、滋賀県長浜市ではびわ湖のほとりにある旅館から火が出て、宿泊客20人が避難する火事があった。
1日早朝には大阪・高石市で木造2階建て住宅1棟が全焼、男女4人が死亡した。同日未明には東京都世田谷区でマンションの外階段付近や自転車、店舗外壁などが燃える不審火が3件相次いだ。同日夜、新潟市江南区の商店街で住宅や商店などあわせて7棟が焼ける火事があり1人が遺体で見つかった。
このほか28日には札幌市東区で市場が、27日にはJR博多駅前のホテル地下の焼肉店から出火している。
東京消防庁によると平成26年中に都内で発生した火災は、4801件。内訳は建物火災が2997件、車両火災が332件、船舶火災は2件などだった。
一方全国的に見て放火事件が増加傾向にある。
警察庁によると平成26年に全国で発生した放火事件は1093件で前年より7件の増加だった。ワースト1は大阪の176件。以下、東京の96件、埼玉の89件、愛知の65件、千葉の57件などと続くが、埼玉では前年より58件も増加している。
検挙率は全国平均が76.6%でナンバー1は岩手の137.5%だった。その他、100%台の検挙率を誇った県は14県におよんだ。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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