警視庁管内体感治安レベル3
首都東京体感治安(5、6日単位・レベル)
アジト摘発の効果
【治安つぶやき】
1月31日、2月1日付の本蘭で振り込め詐欺のアジト摘発について山口組五菱会の金融事件捜査を引き合いにその重要性について書いた。
ところが5日の読売新聞地方版に、警視庁が平成26年に詐欺グループの拠点になるアパートなどの摘発を強化した成果、特殊詐欺被害は5年ぶり減少。被害は前年より約7億7000万円少ない約80億円だったという。
昨年全国の警察が摘発した拠点は41か所。そのうち30か所は、警視庁によるものだと言い、情報も持たずに書いて申し訳ありませんでした。
しかし、振り込め詐欺など特殊詐欺には都県境はない。ひとつの警察本部だけでやるよりは全国の警察が同時に実施してこそ効果があるものだと思う。
経験から言うと警視庁はやれなかったが、神奈川県警に端を発した「なりすまし」捜査も今では、全国に拡大している。しかし、振り込め詐欺の諸悪の根元は「携帯電話」だ。
法制審議会は契約に使われる「約款」のルールについて、これまで民法上の規定はなかったが改正し、原案には約款の定義や不当な内容の無効化などが盛り込む予定だという。こうすれば、携帯電話会社も通話の凍結はやりやすくなるだろう。
これで初めて「なりすまし」による検挙-アジトの摘発の強化-被害者となるお年寄りの指導強化-不正利用の携帯の通話凍結と4拍子揃うことになる。残るは名簿屋だけだ。
※ 依然として懸念されるイスラム国によるテロ事件の恐怖もそうだが、和歌山県の住宅地で発生した小学5年生の男児が刃物で刺された事件など、近年は子供が被害者になる事件が多すぎる。
首都東京体感治安は「レベル3(イエロー)」とする。
【判定方式】
刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であり、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦しました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100~80
レベル4 治安の悪化 ポイント 79~60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59~40
レベル2 治安悪化の兆し
ポイント39~20
レベル1 平穏 ポイント 19以下
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