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2015年2月 6日 (金)

同級生殺害 「兆候」放置はパワハラ影響か(6日)NHK

去年7月、長崎県佐世保市で高校1年生の少女が同級生を殺害したとして逮捕された事件を巡り、対応を検証する長崎県の検討会は、県の児童相談所部門で、事前に寄せられた事件の兆候に関する情報が放置された問題について、職場であったパワーハラスメントが間接的に影響した可能性があると指摘する最終報告書を県議会に提出しました。

この事件は、去年7月、長崎県佐世保市で高校の同級生を殺害したとして16歳の少女が殺人の疑いで逮捕されたもので、検察が先月、少女を家庭裁判所に送りました。この事件を巡っては、事件前の去年6月、県の児童相談所部門がある「佐世保こども・女性・障害者支援センター」に少女を診察した精神科医から「人を殺しかねない」などと電話相談があったにもかかわらず、センター側が受理せず放置されていました。
このため長崎県は外部の有識者を交えて検証を進め、最終報告書を5日、県議会の委員会に提出しました。
報告書では、センターの担当の部門で幹部職員によるパワーハラスメントがあり、日頃から職場内で自由に発言する雰囲気が失われていたと指摘しました。
そのうえで、問題の相談を会議に諮るよう言いだす機会が失われ、事件の兆候を見逃したことに間接的に影響した可能性があるとしています。
また、再発防止策について長崎県は、センターで24時間、相談の受け付けができるよう取り組むことなどを盛り込みました。
この報告書について県議会の委員会では、「事件から半年経過しても組織の改善が見られない」などの厳しい指摘が相次ぎ、県は修正をして改めて提出することになりました。
児童相談所部門があるセンターの宮崎慶太所長は、「子どもを守る責任があるにもかかわらず、事件が発生した。指摘を重く受け止め、改善に向けて努力したい」と話しています。

相談受けていた職員「申し訳ない」

事件前に医師から少女に関する相談を受けていながら放置していた、県の「佐世保こども・女性・障害者支援センター」に勤める職員はメールで取材に応じ、「自分が何かできなかったのか悔しい」。
「亡くなった高校生に対して本当に申し訳ない」と気持ちを明らかにしています。
そのうえで、県の最終報告書で、相談が放置された背景に上司によるパワーハラスメントが影響した可能性があるとされていることについて、「一人一人の職員が上司の顔色をうかがいながら仕事をしてしまう風土があったのは事実だと思います」と述べています。

News_pic1_3
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150205/k10015251611000.html

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