警視庁体感治安レベル2
首都東京体感治安(22、23日単位・レベル)
逮捕優先か?抑止優先か?
【治安うんちく】
女性が住むアパートの2階に、ベランダのガラスを割って侵入。女性が帰宅すると着ていた衣類で縛り、乱暴したうえ財布から現金1万円を奪って逃げていた東京・杉並区の35歳の男が警視庁に逮捕された。こうした〝入り待ち〟の手口による犯行は周辺で昨年12月以降、数件発生しているという。
小蘭が捜査1課を担当していた昭和62年ころ、駅から女性を尾行して一人住まいを確認し、ドアを開けた瞬間に「声を上げるな」と脅して乱暴。現金を奪うという強盗強姦事件が都内の環状8号線沿いで連続して発生した。
狙われた一人の女性が玄関の電話で110番したため男は女性の喉付近を切って逃走した。女性の110番の声が次第にかすれて息絶えるという痛ましい事件が発生した。小生はこのニュースの続報を書こうと捜査1課の刑事に会った。
「何件も発生しているなら、事前に公表して注意を呼びかければこの事件は防げたかも知れない」と噛みついた。刑事は「おれらは犯人を逮捕してこのような事件の被害を防ぐことに命をかけている」と言うのだ。
今回の事件もそうだが、地域住民は果たして続発しているのを知っていたのだろうか?刑事と小蘭の意見はどちらが正しいかは意見が分かれるところだ。
警察庁によると平成26年の強姦認知件数は1250件で前年より159件の減。検挙率は88.0%と高い。認知件数のワーストは東京の193件、大阪の134件、千葉の80件、埼玉の79件、兵庫の66件と都市部に多い。
少ないのは富山の1件、秋田の2件、岩手、鳥取、島根の各3件と続いた。
一方、検挙率は100%以上が22道県あった。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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