警視庁管内体感治安レベル3
首都東京体感治安(20、21日単位・レベル)
今年正月は国民を震撼させるような重大事件もなく穏やかに明けた。
刑法犯の認知件数も昭和49年以来、最も低かった昨年の1月よりもさらに減少するなど数字治安は確実に回復している。しかし、今年に入って放火事件が目立ったいるのは気がかりだ。
警察庁によると今年1月の刑法犯認知件数は8万3288件で検挙件数は2万3741件。認知件数で前年同期より1万2136件少ない。一方、検挙率は今年は28.5%で前年の26.7%より1.8ポイント改善された。
刑法犯全体では殺人などの凶悪犯は460件で69件、暴行などの粗暴犯も4539件で224件、窃盗犯も6万1909件で1万0193件とそれぞれ減っている。
しかし、今年に入った広島県神石高原町や宮城県石巻市など各地で放火事件が連続しているのと金庫破りが205件で20件も増えていることが懸念される。
昨年から知能犯が増えているが中でも詐欺事犯は2996件で前年同期を151件も増えるなど増加傾向を示している。官民挙げての抑止策が急務だ。
【事件】21日未明、東京・港区の中国料理店に男が押し入り、女性店長に刃物を突きつけて中国語で「金を出せ」などと脅し、顔を殴ったり、両腕をひもで縛るなどして現金数百万円を奪って逃走する事件があった。
首都東京体感治安は「レベル3(イエロー)」とする。
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