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2015年2月15日 (日)

2015年2月15日 (日)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(15、16日単位・レベル)
どうにもならんのか
【治安つぶやき】

2009_1228_222559212F1010631 治安のバロメーターとも言われる検挙率。検挙件数を認知件数で割ったパーセンテージだ。
 警察庁によると平成26年の全国平均検挙率は30.6%で前年より0.6ポイントアップした。これまで最も高かったのは昭和64年の64.2%。昭和の時代は50%から60%台が続いたものだった。ところが近年、激減した。バロメーターとは必ずしも言えない状況になっている。
 昨年の検挙率で最も高かったのは、汚職事件のうちの「賄賂」で114.7%だった。このほか凶器準備集合が110.0%、傷害致死が104.3%と続き、国民を最も震撼させる凶悪事件は79.0%。中でも殺人は95.8%、強姦は88.0%。
 問題は刑法犯で約8割を占める窃盗犯が26.2%と低いのだ。要因は乗物盗で7.7%。ながても自転車盗は5.2%と最も低い。
 訳は、何度も書いているが、駐車している自転車が盗まれれば、「認知件数は1」となる。乗り逃げした犯人がその自転車に乗っていて検挙されれば「検挙件数1」で検挙率は100%。
 ところが、自転車泥棒は、盗んで目的まで行くと路上に放置する。鍵がかかっていないから、次の人物が路上から失敬する。これは「占有離脱物横領」。そして路上から盗んで乗っているのを検挙されれば「占脱」での検挙になり検挙率は100%。しかし本家本元の「窃盗」の認知件数は消えないというのだ。 
 自転車泥棒はあまりニュースにならないが、昨年9月に群馬県安中市で、自転車を盗む目的で警察署員寮に侵入した2人の男が逮捕されるなど、間抜けな泥棒もいる。こうした〝こそ泥〟が検挙率を下げているとすれば…
 首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。

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