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2015年1月13日 (火)

「違法性知らぬ」否認次々 危険ドラッグ公判で攻防激化(13日)共同

規制逃れのため構造を微妙に変えた新種が次々と出回っている危険ドラッグ。捜査当局はあらゆる法令を駆使して摘発しているが、起訴された被告が「指定薬物と思わなかった」「運転に影響ないと思っていた」などと無罪を主張する例が相次ぐ。「罪を逃れるための弁解」とみる検察側との攻防が法廷で激しくなっている。
 「私は確かに『脱法』と呼ばれる活動に関わっていたが、あくまで違法ではない」。昨年12月上旬、名古屋地裁。石川県七尾市で危険ドラッグを製造したとして薬事法(現医薬品医療機器法)違反罪などで起訴された男2人の公判で、主犯格の被告は起訴内容を全面的に否認し、無罪を主張した。
 押収した粉末から、規制対象の指定薬物が検出されたが、被告は中国の業者に注文した原料は未規制の物質だったとし「違法性の認識は無かった」と強調した。
 検察側は、状況証拠から「被告らは原料の輸入時、違法薬物が混じる可能性を認識していたはず」という未必の故意を立証する方針だ。名古屋地検の幹部は、裁判所で有罪の認定を積み重ねていけば、捜査段階で同様の主張をする他事件の容疑者にも対抗しやすくなる、とみる。
 名古屋地裁では、医薬品成分を含む危険ドラッグを無許可で製造したとされる雑貨店経営者の男や、販売目的で貯蔵したとされる別の雑貨店元店長の男らが、「成分が医薬品に該当すると知らなかった」と争っている。
 薬物問題に詳しい小森栄弁護士(東京弁護士会)は「今後、悪質性の高い業者に摘発が及ぶようになり、さらに否認事件が増える可能性がある」と語る。
 一方、吸引後に蛇行運転をし、道交法(過労運転等の禁止)違反罪に問われた男は「運転に支障が出るとは思わなかった」などと無罪を主張し、検察官は論告で「不合理な弁解で罪を免れようとしている」と応戦。地裁は判決で「過去にも使用経験があり、効能を分かっていたはずだ」と有罪判決を下した。
 名古屋地裁で本年度、危険ドラッグ関連の公判で無罪判決はない。罪を認めれば、多くは執行猶予付き判決だ。追突事故で危険運転致傷罪に問われ、当初は「事故は携帯電話を見ていたのが原因」と危険ドラッグの影響を否定した女は、結審前に認めに転じた。
 名古屋地検は昨年10月、交通事件の捜査と公判を担当した検事らが、勉強会を開いて情報や経験を共有した。別の地検幹部は「罪を犯しながら否認した容疑者が、起訴されない不公平があってはならない」と、逃げ得を許さない姿勢を強調する。 (中日新聞)

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http://www.chunichi.co.jp/s/article/2015011390084919.html

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