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2015年1月 6日 (火)

女性警察官の「存在理由」…“男社会”が進む変革の道 大阪府警発足60年(6日)産経大阪

 長らく「男社会」だった警察で女性登用が進む。男女共同参画という掛け声だけが理由ではない。明確な存在理由があるからだ。性犯罪、児童虐待、ストーカー…。被害者にも加害者にもなる女性たちは、同じ女性の警察官になら心を開く。かつて女性警察官の採用がなかったが、いまや全警察官に占める割合は全国で2番目に多い大阪府警。今年発足60周年を迎え、さらなる変革の道を歩む。

性犯罪多発都市で
 「確かに腕力では男性にかなわないんですが…」
 府警捜査1課の武田恵理奈巡査部長(30)は、警察官だった祖父の正義感にあこがれ、同じ道に。学生時代に少林寺拳法で鍛錬したが、暴れる容疑者を取り押さえるのに苦労し、歯がゆく感じることもある。
 2年前、殺人や強盗などを扱う捜査1課に配属された。凶暴な犯罪者だけが相手ではなかった。無慈悲な犯行に心を殺された女性や子供たちがいた。
 強制わいせつの認知件数が4年連続全国最多、強姦も年間200件以上と、性犯罪が多発している大阪。男性警察官の前では口を閉ざす被害者が、自分たち女性警察官には受けた被害を話してくれた。
 「女性警察官にしかできない役割がある」。武田巡査部長は自身にこう言い聞かせ、現場に向かう。

全国2番目の比率
 警察が現在の姿になったのは昭和29(1954)年7月。現行警察法の施行で、市町村単位の自治体警察を廃止し、都道府県警に一元化された。大阪は「市警察」と「府警察」が1年間併存していたため、30年7月に統合して現在の大阪府警となった。

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