警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(31、1日単位・レベル)
アジトを潰せ!
【治安つぶやき】
「騙される人も悪い」-詐欺事件の被害では昭和の時代にこんな言い方をしていた。あくまでも〝業界用語〟である。
その特殊詐欺の平成26年の被害額が550億円を超えた。高松市に本社のある日本の大手不動産会社「A産業」の年間売上高に匹敵する数字だ。
平成16年ごろ、警察は振り込め詐欺の銀行口座が分かれば「約款」に反するとして口座を徹底的に凍結した。
その後、口座開設時の本人確認などが厳しく、犯罪に利用する口座が少なくなり、手渡し型に変わると取締は〝なりすまし捜査〟で臨んだ。この結果、小包などを利用した「送付型」に変わっている。
警察庁によると平成26年の特殊詐欺認知件数は1万3371件で被害総額は559億4354万円になり、額では過去最悪の数字となった。
このうちお年寄りに被害の多い詐欺は「オレオレ詐欺」92.1%、「還付金詐欺」93.4%の振り込め詐欺と、未公開株取引などで騙す「金融商品詐欺」87.6%と3類型ある。
中でも振り込め詐欺は1万1257件で被害額は375億7134万円。特に被害額は統計開始以来最悪だった。
さらに特殊詐欺の検挙件数は3221件、人員は1990人で検挙率は24%と低い。このため警察は今後、電話をかける部屋など犯行グループの拠点の割り出しに力を入れることにした。
警視庁の生活経済課が平成15年に着手した山口組五菱会の金融事件を担当した刑事の手持ち資料がある。A4の紙を横に貼り付けた1㍍近い長さのリストで、それには、グループごとに分けられた金融業者名と所在地、代表者名、電話番号、利用されている携帯番号がびっしり書かれている。その刑事が言っていた。
「彼らにとっては安全に利用できるアジトが都内に存在し、摘発されると別のヤミ金業者が利用するなど、たらい回しにしていた。振り込め詐欺も同じだと思う。リストを作ることだ」
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
判定方式】
刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であり、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦しました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100~80
レベル4 治安の悪化 ポイント 79~60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59~40
レベル2 治安悪化の兆し
ポイント39~20
レベル1 平穏 ポイント 19以下
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