危険ドラッグ 原料密輸容疑で3人逮捕(15日)共同
危険ドラッグの原料となる指定薬物を中国から密輸したとして、県警と横浜税関、関東信越厚生局麻薬取締部は14日、薬事法(現・医薬品医療機器法)違反(指定薬物の輸入)の疑いで、東京都杉並区、無職の男(27)ら男3人を逮捕、拠点となっていた埼玉県川口市のマンションを家宅捜索した。全国最大規模の「危険ドラッグ製造工場」とみて、実態解明を進める。
ほかに逮捕したのは、ともに職業調査中の東京都豊島区の男(37)、東京都練馬区の少年(19)。逮捕容疑は、共謀し、昨年10月上旬、中国から指定薬物「25I-NBOMe」を含む白い粉末約100グラムを輸入した、としている。県警薬物銃器対策課によると、3人は「知らない」などと供述、容疑を否認している。県警はほかに40代の男の逮捕状を取り、行方を追っている。同薬物での摘発は全国初。
県警は、4人が密輸した指定薬物をマンションに持ち込み、他の薬物と混ぜたり、植物片などにまぶしたりして危険ドラッグを製造、主に首都圏のドラッグ販売店に卸していたとみており、粉末やパソコンなど約2千点の押収品を分析する。危険ドラッグの原料の大部分は中国から密輸していたとみられる。
税関が昨年10月、川崎市多摩区にある架空の会社宛ての国際宅配便を調べたところ、白い粉末を発見。検査の結果、指定薬物が含まれていることが判明した。連絡を受けた県警が監視したところ、4人が川口市内のマンションに出入りし、バイク便と宅配業者を使ってドラッグ販売店に運搬していたことが分かった。
現場マンションは、JR川口駅の西約400メートルの繁華街。
【神奈川新聞】
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