警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(27、28日単位・レベル)
警察本部長という職位
【治安つぶやき】 警察本部長なんてかっこいいようだが、因果な〝商売〟である。統率力があり、事件に対する指揮力もあって評価される時もあれば、数百人の部下の中の不届き者によるたったひとつの事件で責任を問われる場合もある。
大阪市東住吉区のマンションで23歳の女性を殺害したとして警察署の巡査長が逮捕された。府警の本部長は今年になって福岡県警本部長から栄転したばかりだった。
福岡本部長時代は暴力団壊滅に向けて全国の警察の協力まで得て確実に追い込み成果を得ての栄転。それが殺人犯の警察官のいる本部長に…
かたや福岡県警本部長になったのは警視庁刑事部長や警察庁主席監察官を務めて統率力のあるなど、これまた優秀な人物が就任した。そして就任早々、ビルの所有権を脅し取ろうとしたなどとして特定危険指定暴力団「工藤会」の幹部数人を逮捕した。
警察官の殺人事件では警視総監が辞職したこともあった。さらにあの平成11年9月から12年にかけて警察バッシングが激しかった当時、詰め腹を切らされた悲劇の本部長の姿を何度も見てきた。
「組織のトップの責任」と言われれば、それまでだが、今回の人事の後の対照的な二人。キャリアの中でも実力者でもあり、国民の財産でもある。浅はかな処分だけはしないことだ。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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