警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(18、19日単位・レベル)
事件関係者取材の大切さ
【治安つぶやき】
18日の産経新聞朝刊のオピニオン蘭。ノンフィクション作家・門田隆将氏の「新聞の行き残りと記者の資質」に感動した。
かつての新聞記者は事件が起きると必ず被害者と加害者の写真を取材した。それが若手記者の仕事だった。被害、加害関係者と直接向かい合って事件の真実に迫ったものだった。
それが現在は、地道な取材活動よりも記者会見を優先。執拗な質問を繰り返して失言を誘い、それを特筆大書するようになった。よって新聞は「情報」ではなく主義主張にこだわる「運動体」と化した-と言うのだ。 (要約)
仰せの通りだ。かつて新聞記者の卵は「トロッコ」と呼ばれ、現場を這い蹲って取材したものだ。現場に行って直接、見て感じたことを元に、さらに被害者、加害者など関係者に当たり真実に迫るのだ。
現場に行って何度も涙を流し、あまりの悲しさに号泣、話しも聴けずシャッターを押せなかったこともあった。
関係者に当たるのに機動捜査隊と競争したこともあった。警察に身柄を確保されてからでは接触が不可能になるからだ。
ゴミ箱に隠れて逮捕の瞬間を撮影したこともあった。
1夜に火事現場を3件も梯子して、ようやく取材できたのは新入学生のランドセルが黒く焼けただれ、焼死した1年生と家族の入学時の写真を入手して社会面の真ん中を飾った。
事件取材とはそんなものである。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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