警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(31、1日単位・レベル)
プライバシーで国を亡ぼしてはならない
【治安つぶやき】
明けましておめでとうございます。
未年が始まりました。十二支の8番目にあたり、ひつじは群れをなして行動するため、家族の安泰や平和をもたらす縁起ものとされているそうです。
日本に現代警察が誕生して15日で141年目を迎えます。
その警察が最も危機に瀕したのは平成14年だった。全国の刑法犯認知件数が285万3739件で統計開始以来最悪だったのです。
このため日本警察は平成16年を治安回復元年として犯罪抑止に乗り出し、以後、年間10万件前後のペースで減らしてきました。その結果、昨年11月までは112万0474件。およそ月10万件代で推移するため120万件代に抑えられそうです。この数字は昭和40年代後半から50年代前半まで戻したことになります。
141年前の1月15日。「おいこらっ!」の町奉行から、新たな治安維持として警察官が誕生しました。東京の今の鍛冶橋に警視庁を置き、川路利良がトップの大警視でした。その時の川路大警視が目指した警察の教え(警察手眼)は85項目あります。
警察の目的は「国民が間違いを起こさないよう予防する」こと。そのためには何が必要か?川路は要約すると、こんなことを上げています。
「仕事に就かずに無駄飯を食らっている者は、他人の権利を侵している。だから、こうした人間の履歴を調べるなどで行状を知ることが大事であり、そのためには戸口調査が必要だ」
この戸別調査は現在の巡回連絡。明治時代の交番誕生から続き昭和の時代、特に50、60年代の検挙率は50~60%もありました。
しかし、今はその戸口調査(巡回連絡)が困難になっています。個人のプライバシー問題が絡むからだといいます。これじゃまともな予防なんてできる訳がありません。現に、検挙率は半減しているのです。命とプライバシーのどちらを選ぶのか?考えてほしいなあ…
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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