警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(14,15日単位・レベル)
詐欺と粗暴犯が増加
【治安つぶやき】
刑法犯認知件数が35年ぶりに130万件を下回る可能性が出てきた。平成14年には280万件を超え、12年間で150万件を減らしたことになる。
警察庁によると今年11月までの認知件数で最も減少したのが窃盗犯の82万9320件で前年に比べて7万1673件の減。しかし、ソーラーパネルやトラックのバッテリー、農産物などの大量窃盗のように大胆になっている。
一方で「ダイヤを買えばさらに高値で売れる」と持ちかけられた83歳の男性が、26回にわたり2億900万円を騙しとられる詐欺事件が起きてしまった。
刑法犯が全体的に減少するなかで、この詐欺犯が3万8008件で前年と比べて3284件も増えるなど刑法犯の中で最も増加。
他に粗暴犯の暴行が2万9799件で+843件、脅迫が3470件で+343件、凶悪犯では殺人が983件で+117件。
変わったところでは賭博が多くなって213件で+98件となった。
これに対して検挙率が高かったのは知能犯の賄賂が121.7%もあった。
変わった事件では今年7月埼玉県八潮市の路上で24歳の男性が殺害された事件は被害者と敵対する男のグループによる犯行で埼玉県警は当初、グループのメンバーを凶器準備集合容疑で逮捕。その後、殺人容疑で再逮捕している。
この凶器準備集合事件の検挙率が高く110.9%もあるほか傷害致死は107.1%と続き、公務執行妨害も98.3%、そして殺人事件は96.5%に上っている。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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