警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(2,3日単位・レベル)
妙薬はないものか!
【治安つぶやき】 なんとも複雑な構図だ。警察的には口座凍結で対処していた振り込め詐欺だが、銀行引き出しを専門とする〝出しこ〟を雇ったり、これもままならぬと思えば、被害者から現金を受け取る〝受け子〟まで登場した。ところが今度は、その受け子の逃走を手助けする役まで現れてしまった。
今回、警視庁が逮捕したのは33歳の無職の男。男は詐欺グループのリーダーに受け子として元妻を紹介していたというから呆れたものよ…
さらに、男の逃亡を手助けする役割の人物が2人もいたというから、開いた口は塞がらない。
この振り込め詐欺の今年10月1ヶ月間の認知件数が初めて4桁の数字を記録するなど増加傾向にある。
警察庁によると今年10月までの振り込め詐欺の認知件数は8917件で被害額は293億9493万5712円。前年同期に比べて9億2436万円も増加している。
10月ひと月だけの認知件数は1195件で被害額は37億2684万3000円もあった。認知件数がひと月で1000件を超えたのは初めて。被害額も最悪を記録してしまった。
一方、検挙件数は320件、人員は251人でこれまた1カ月の数字としては最高の数字だ。特に年末は被害が増える傾向にあり、〝劇場形犯罪〟に妙薬はないものか?
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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