警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(26、27日単位・レベル)
路上犯罪を防げ
【治安つぶやき】
通り魔事件ほど怖いものはない。悪い事も何もしていないのに、全く関係のない者から突然、命を奪われるのだ。
24日夕、東京上野駅前の路上を歩いていた会社員の男性が、果物ナイフを持った男に切りつけられて4週間のケガを負った。この事件で38歳の男が殺人未遂容疑で現行犯逮捕された。被害者とは面識がなく男は「刑務所に入るためにやった」と話している。
幸い、命に別状はなかったが昨年2月には東京・吉祥寺の路上で、22歳の女性が少年2人に殺害される事件(逮捕)が、今年に入って千葉県松戸市で小学2年生の女児が自転車の男に刃物で切りつけられたり(逮捕)、2月には神戸市長田区の路上で女子大学生が刃物で刺されたり(男逮捕)、平成24年12月には東京・渋谷区の路上で36歳の女性が35歳の男にナイフで背中を刺されるなど毎年重大事件が起きている。
警察庁によると通り魔事件の認知件数は昭和55年には8件だったが57年には13件、60年16件、63年10件。平成に入り8年11件、10年10件、20年14件などひと桁と二桁で増減を繰り返している。
通り魔事件は街頭犯罪に分類され、他に自転車盗など窃盗事件、路上強盗や暴行、傷害事件がある。
路上強盗は今年9月まで全国で654件、暴行事件は2万4327件、傷害事件は2万0090件発生した。暴行事件が901件増えたのに対して他は減少している。
路上強盗の認知件数は大阪が152件、東京95件、埼玉67件、兵庫50件、神奈川47件。暴行は2万4327件で901件も増加。内訳は東京が3363件、神奈川2060件、埼玉1722件、大阪1585件、兵庫1487件などいずれも都市部に集中している。傷害は20090件で804件も減った。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
最近のコメント